Nice
ニース
地中海・コート・ダジュールに面する、世界的に有名なリゾート地・観光都市です。
ニースは、地中海性気候であり、一年を通じて気候は安定していて、夏はよく晴れ乾燥しており、まとまった雨が降るのは月に1、2回程度です。そのため欧州各地(から夏のバカンスに訪れる者が多く、冬も比較的温暖で気候が安定していることから、旅行者は1年中絶えません。
ニースは、紀元前5世紀頃ギリシャ人によって建設され、紀元前2世紀頃よりケルト系の住民が定住しました。
歴史的にイタリア文化圏に属した時代が長かったため、言語・文化の面ではフランスよりイタリアに近い特徴があります。
イタリア統一運動の英雄として知られるガリバルディは、1807年、現在のフランス領ニースで生まれました。当時、ニースはサルデーニャ王国領でしたが、フランス革命の影響で一時的にフランス領となりました。
18世紀後半にはイギリス人がニースで冬を過ごすようになり、富裕なイギリス人の中には、地中海に沿った遊歩道の建設計画を提案する者もいました。
19 世紀にはヨーロッパのエリートたちの保養地となり、長年にわたって多くの芸術家たちのゆかりの地になっています。
そのひとりであるアンリ・マティスの生涯にわたる絵画コレクションは、マティス美術館に収蔵されています。マルク・シャガール美術館には、シャガールの主な宗教的な作品が展示されています。
サガンの小説『悲しみよこんにちは』では、17歳の少女セシルがコート・ダジュールの別荘で過ごす一夏が描かれています。
お天気の良い夕暮れ時に、ニースとモナコの中間に位置し、海抜420mの断崖の上にそびえ立つ、エズ村を訪れました。高いところから見下ろすと、真っ青なコート・ダジュールは、海がキラキラと輝いていて絶景でした。
海岸沿いは、「イギリス人の散歩道」(プロムナード・デ・ザングレ)があり、小石の浜として知られています。のんびりとお散歩しても気持ちが良いです。
ニースの郷土料理は、日本でもおなじみの、「ラタトゥイユ」と「ニース風サラダ」です。
海岸沿いのレストランで、アサリを使ったパスタ「ボンゴレ」を頂きましたが、美味しかったと記憶します。
日本の熱海ともどこかしら似たような雰囲気の場所です。
参考:
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