Peter’s father

ピーターのおとうさん(マグレガーおばさんにパイにされた)


ピーターラビット™公式サイト


日本でも人気のピーターラビットですが、そのお話自体は、なかなかシビアで自然界の厳しい掟の中で暮らすラビットたちの様子に驚かされます。

「ピーターラビットのおはなし」では、

” Your Father had an accident there; he was put in a pie by Mrs. McGregor”

ピーターのおかあさんは、子どもたちに「マグレガーおじさんの畑にだけは、行ってはだめですよ。お父さんはね、マグレガーおばさんに、パイにされてしまったのですからね」と、話しました。

と書かれています...

イギリスの絵本作家のビアトリクス・ポターは、英国で最も自然が美しいといわれる湖水地方のウィンダミア湖に近いニアソーリー村に移り住み、ヒル・トップというコテージで、「ピーターラビット」シリーズを書き上げました。

ポターの時代の英国は産業革命の真っただ中。近代化の波は湖水地方にも押し寄せようとしていて、ポターはベストセラーとなった絵本の売り上げで土地を少しずつ購入し、湖水地方の自然を開発や破壊から守る活動を続けました。

今に残るピーターラビットの絵本さながらの美しい景観は、彼女の努力の賜物ともいえます。

2017年には、このいたずらうさぎの故郷、英国イングランド北西部の湖水地方は、それらが織り成す文化的景観が世界遺産に登録されました。

2018年には、「ピーターラビット」の映画が公開され、ヒットしました。

湖水地方をウォーキングしたとき、今にも、はじけんばかりの青いジャケットを着たピーターラビットが、ヒョッコリと出てきてもおかしくない光景だと思いました。

参考:イギリス・湖水地方にあるピーター・ラビット作者のアトリエ「Hill Top」のアクセス方法と楽しみ方 | 地球の歩き方




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