Wiener Staatsoper
ウィーン国立歌劇場
オペラ「ドン・カルロ」を観た歌劇場で、ウィーンの中心部、ケルントナー通りとリング通りの交点に面して建てられており、「オーパー・リング(オペラ通り:Oper Ring)」と呼ばれています。
ウィーン国立歌劇場(ドイツ語: Wiener Staatsoper ヴィーナー シュターツオーパー)は、オーストリアのウィーンにある歌劇場です。1920年まではウィーン帝立・王立宮廷歌劇場(k.k. Hof-Operntheater–Neues Haus)と呼ばれていました。
※ 『ビールとオペラとクリスマス市 5 ウィーン4日目』ウィーン(オーストリア)の旅行記・ブログ by あんずの姉さん【フォートラベル】
ウィーンは、ドイツから北イタリアを支配していたハプスブルク君主国の首都であったため、ドイツ・オペラのみならずイタリア・オペラにとっても中心的存在でした。
その帝都の威信をかけて発足した歌劇場であり、精力的な上演活動によってたちまち世界のオペラをリードする位置にのぼり、現在に至っています。
ただし、モーツァルトの時代には間に合わず、その後のドイツオペラをリードしたヴァーグナーやリヒャルト・シュトラウスの初演拠点にもならなかったこともあり、有名作品の初演歴という点ではドレスデンやミュンヘンに一歩を譲っています。
歌劇場ではオペラやバレエの上演のほか、何十年にもわたって上流階級によるオーパンバル(オペラ座舞踏会)にも使用されています。
ヴィーナー・オーパンバルとは、オーストリアのウィーン国立歌劇場で毎年2月灰の水曜日の前の木曜日に行われる舞踏会です。
ダンス伴奏はウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の母体)およびウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団が担当し、ヨーロッパで最も格式高いデビュタントボールの一つにも数えられます。
デビュタント(debutante)としての出場資格は近年になって基準が緩和され、審査を通れば一般人でも参加できるようになりました。ただし条件は厳しく、長身で容姿端麗、語学に堪能など、社交界デビューに相応しいものが求められます。
ダンス教室に通っている17歳~24歳の男女150組300人がオーディションで選出され、一生に一度しか出られません。また、今なお「お見合い」の要素を持っており、ダンスの裏で縁談をまとめる機会とされることも多いです。
コメント
コメントを投稿