Hilton
ヒルトン家
ヒルトン家といえば、日本でも海外でも、ホテルチェーン創業家出身の有名一家です。
1919年にコンラッド・ヒルトンがテキサスの小さなホテルを購入してから始まった、世界にまたがるラグジュアリー・ホテルチェーン、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツの創業家出身です。
創業者のコンラッド・ニコルソン・ヒルトンは、ニューメキシコ州出身のノルウェー系ドイツ人移民です。
第一次世界大戦では、従軍してフランスへ送られ、退役後は、テキサス州シスコに移住し、たまたま見つけたモブレー・ホテルを1919年に買収したのが彼のホテル経営の最初です。
その後はホテル経営に才能を発揮し、1930年にはヒルトン・ホテル最初の高級ホテルとなるエル・パソ・ヒルトン(現プラザ・ホテル)を開業しました。
世界恐慌期には破産寸前にまで追い込まれますが、その後立て直し、1946年にヒルトン・ホテルズ・コーポレーションを設立し、株式の上場を果たした。その後の経営は順調に進み、現在に至っています。
彼の曾孫にあたる、パリス・ヒルトンやニッキー・ヒルトンは、現在、ファッション業界や実業家としてもあまりにも有名なセレブです。
ヒルトンホテルの中でも、世界のセレブが愛する最上級の「ウォルドーフ・アストリア」が、今年の秋、ロンドンに、「ウォルドーフ・アストリア・ロンドン・アドミラルティアーチ」として誕生します。
アドミラルティ・アーチ(Admiralty Arch)はロンドンの歴史的建造物で、南西はザ・マル、北東はトラファルガー広場へつながる道にかかるアーチです。
このアーチは、1912年に完成し、アーチが隣接する海軍本部(アドミラルティ)がその名前の由来となり、グレードⅠの保存建築指定を受けており、かつては政府庁舎でもありました。
2012年に不動産開発会社プライム・インベスターズ・キャピタルへ125年の借地権付で売却されたため、高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」として再開発されることとなりました。
もとはといえば、エドワード7世が、母であるヴィクトリア女王を記念して建造を命じた建物でしたが、彼が生前にその完成を目にすることはありませんでした。
頂部に象られているラテン語には、以下のように書かれているようです。
: ANNO : DECIMO : EDWARDI : SEPTIMI : REGIS :
: VICTORIÆ : REGINÆ : CIVES : GRATISSIMI : MDCCCCX :
(エドワード7世在位10年に、ヴィクトリア女王へ、深謝いたします市民より、1910年)
古い建物を大事にするロンドンの市民に、116年の時を経て、ホテルとして蘇ることで、新たに喜ばれることを願います。
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